名寄せとは?

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名寄せとは?データクレンジングとの関係やツールの選び方などを解説

名寄せは、ビジネスでデータを活用する上で避けては通れない問題です。

例え同じ情報だとしても、入力ミスや漏れ、漢字への変換ミスなどで同一とならないケースや、複数にわたって同じ情報が保存されているといったことにより、名寄せを行っていない状態だとデータを正確に捉えることができません。そのため、ビジネスでデータを活用するためにはデータを一つにまとめる必要性があり、それを「名寄せ」と呼んでいます。

名寄せとは?

名寄せ(データマッチング)とは、2つ以上の異なるデータソースから得られるデータを比較し、共通の情報として特定するロジックで、データクレンジングと合わせて行われ、データの品質向上や一貫性の確保に役立ちます。

名寄せの主な目的は、名前、住所、連絡先などの顧客情報や、商品の取引情報などを異なるデータソースから識別してデータを一つにすることですが、異なるデータベースに同じ顧客情報が登録されているなど、重複されたデータを検出するのにも役立ちます。

名寄せによって解決するデータの問題例

1. 一意の識別
2. 重複の削除
3. 正確性と信頼性
4. データのグループ化

名寄せの必要性

名寄せを行うべき理由はとても明確で、データの一貫性を確保し、より正確性の高いデータ分析や意思決定を支援するために行います。ここでは具体的な例に合わせて名寄せの必要性を解説いたします。

名寄せの必要性

地理データの共通化

住所や郵便番号などの地理データには表記揺れ、形式違い、省略などがあります。例えば、1-1-1と1丁目1番地1号など、日本語にはいくつも名寄せのパターンが存在しています。地理データの統合は顧客データの統合にも影響を与えることが多いため、最も重要視されている名寄せの一つです。

顧客情報の重複

顧客データベースに同じ顧客が複数のエントリーで登録されている場合、名寄せによって同一の顧客を特定し、複された顧客の重複を解決することができます。

販売情報の統合

同じ商品が異なる名前やコードで登録されている場合や、商品の属性や特性が複数データ登録されている場合などにも名寄せが有効です。商品情報の統合を行うことで、正確な需要と供給のバランス、在庫管理、マーケティング戦略の改善、効率的な物流管理などの利点を享受することができます。

取引先の整理

取引先データベースには、同じ企業が異なる名前や住所、または事業所レベルで登録されているケースがありますが、取引先を名寄せすることで、取引先への営業状況を特定し、営業効率の改善、売上予測、顧客分析などを正確に実行することができます。

異なる名称の統合

データベースやシステム内に異なる名称が存在すると、処理や分析の際に重複した情報を考慮する必要があるため、あらかじめ名寄せによって重複を削除し、データ処理や分析の効率向上、リソースの浪費防止、業務プロセスの効率化が図られます。

名寄せとデータクレンジング

名寄せとデータクレンジングは、データの品質向上と一貫性確保のために不可欠であり、どちらのロジックもデータの価値を最大化するためにとても重要な関係にあります。

データクレンジングは、データの品質を向上させるためのプロセスであり、データの不正確さ、不完全さ、不整合さなどをロジックで修正または除去します。一方、名寄せは、異なるデータソースから得られるデータをロジック統合し、一意のデータにするプロセスです。

それぞれ異なるデータ処理ではありますが、データ活用を行う上では名寄せとデータクレンジングを連続して行う必要があります。

名寄せツール

名寄せが可能なツールは、専用ツールもあれば、付加機能として用意されているツールもあります。名寄せを行うまでにどのようなプロセスがあるのか、理想的なプロセスをご紹介しますので、検討中の名寄せツールがこれらの要件を満たしているかご確認ください。

名寄せまでの理想的なプロセス

1. 名寄せを行うべき複数のデータベースの特定
2. データベースを個別に保存
3. 各データの定義決め
4. データベースのデータクレンジング
5. データクレンジングされたデータベースを名寄せ
6. 名寄せしたデータベースを保存
7. 新しいデータが追加されたら2に戻る

上記に加えて、顧客や商品データなど常に新しいデータが蓄積されていくデータベースや、毎週毎月などで更新があるデータベースなどは、名寄せのプロセスとロジックを完全に自動化してしまうのが理想的です。

名寄せツールにはSQLなどの知識が必要?

サーバー上のデータベースで直接作業をする場合や、一部のツールではSQLやPythonといったプログラミングを必要とすることもありますが、ビジネスユーザーでも名寄せが利用が可能なツールもありますので、導入前にツールを利用する際の必要スキルをご参考ください。

Domoを名寄せツールとして利用

データ活用プラットフォームのDomoも、名寄せツールとして利用することが可能です。UIも分かりやすく、ノーコードで作業を行えるため、初めての名寄せ作業でも安心してご利用いただけます。

  • 名寄せの自動化が可能
  • 複数のデータベース、ビッグデータに対応
  • データベースの保存
  • そのままグラフやチャートに可視化

まとめ

名寄せは、データをより深く正確に理解することができる重要なプロセスです。

名寄せを行うことでデータの品質と一貫性を向上し、正確な顧客や販売状況の理解、効率的なデータ分析、適切な経営の見える化を可能にするため、ビジネスの成長と利益の向上が期待できます。

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