"「当社は事業展開が多岐にわたっているにもかかわらず、週次の定例会議に向けて毎回複数のツールからExcelレポートを作りこんでいました。会議では数字を追うことが目的になってしまい、スピーディな施策決定を実施できずにいました。作業も複雑なものになると負荷がかかっていたため、BIツールの導入を検討したのです」（本田氏）だが、「BIツールでは良いものが見つからなかった」という本田氏。というのも、①データ解析の専門部隊ではなく現場が扱えること②基幹システム・デジタル広告・CRMなどの膨大なデータソースと容易に連携が図れること、という条件を挙げていたからです。「要件を満たすのはDomoしかありませんでした。また、通常のBIツールの営業担当者は情報システム部寄りのテクニカルな知識はあっても、リスティングやアクセス解析ツールといったマーケティング知識には疎いものです。Domoの担当者は部門を問わずビジネス現場の話にも明るく、要件を理解してくれてとても信頼できました」（本田氏）"

"マーケティング部門で導入し、レポート作成作業の軽減とリアルタイム化を実現。その後、営業担当者、営業管理部門、コールセンターに導入を広げた同社では、各部門で共通のデータにもとづいて、同じ目標を追いかけられるようになり、部門を超えた連携が進みました。「会議前に各自がDomoでデータを確認し、簡単な施策は試してから結果を持って集まるので、会議では建設的なディスカッションに終始しています」（本田氏）営業企画室の牧氏も、Domoとの出会いは感動的だったと振り返ります。「すぐに次の行動に移せるレベルで、リアルタイムにコンバージョン率などを把握できる点に驚きました。通常Wi-Fiルーターレンタルは、ある年代がボリュームゾーンですが、別のサービスを付けることにより、他の年代の利用が一気に増えます。新たな気づきがあるたびに感動しました。売上をあげるために、どのセグメントをどう狙うべきかといった判断が以前と比較にならないくらい速くなりました」（牧氏）顧客への提案時には、デザイン性に優れたレポートが手軽にできる点もメリットが大きく「これまで資料の作成に時間をかけていた営業担当者も、Domoがあれば数値を見て次のアクションを考え、売上をつくることに専念できる」と牧氏は高く評価しています。"

"Domoの活用を複数部門に拡大、定着させた成功要因の1つとして、「Domoのプロジェクトチーム」を構築したことだと本田氏は強調します。「推進するビジネスリーダーが1人、データの準備担当者が1人、カード作成を含めて作業を行うエンジニアが1人、この3人のバランスが不可欠だったと思います」経営層からもDomoへの期待が高く、今後は、全社的な数値の把握ができるように活用範囲を広げる同社。「Domoを中心にさらなる部門間のディスカッションを生みだし、新たな施策のスピード展開を実現していきたいと考えています」（本田氏）"