キングレコード、デジタル配信の強化に向けてDomoを採用
~音楽業界のグローバル化に備え、全社共通のリアルタイムデータ活用基盤を構築~
クラウド型データ活用プラットフォーム「Domo」を提供するドーモ株式会社(本社:東京都渋谷区、プレジデント ジャパンカントリーマネージャー:川崎友和、以下ドーモ)は、キングレコード株式会社(本社:東京都⽂京区、代表取締役社⻑:村上潔、以下キングレコード)が、音楽業界のグローバル化に備えて全社レベルでのデータ活用基盤を構築し、CD・アナログレコード・その他パッケージを含むパッケージ市場に加えてデジタル市場における事業拡大を目指すため、Domoを採用したことを発表しました。
■Domo導入前の課題
IFPI(国際レコード産業連盟)の「Global Music Report 2023※1」によると、2022年のパッケージ市場の売上は、前年比4.0%増、46億ドルに達しています。中でもアナログレコードの売上は10年以上のプラス基調で、2022年は前年比17.1%増と高い成長を記録しています。そして、日本を含むアジア地域のパッケージ売上は世界で最も高く、約半分(49.8%)を占めています。
キングレコードは日本で三番目に創設された老舗のレコード会社として、演歌・ポップスから子供向けの楽曲、そして、アニメやキャラクタービジネスなど幅広いジャンルを手掛けており、パッケージビジネスに強みがあります。一方で、今後の更なる事業成長とファンからのニーズに柔軟に対応するためには、パッケージビジネスに加えてデジタル配信の強化が急がれていました。
特定の部署がファンのニーズなどのデータ分析を先行して進める中で、全社共通の信頼性の高いリアルタイムデータを活用した全社的なデータ分析の要望が高まり、あらゆる部門の人がスピード感をもってアクションが取れる体制づくりが求められていました。
■Domo導入の理由
キングレコードは、導入のしやすさと使いやすさを重視してDomoの導入を検討しました。90年以上の歴史ある同社では、長い間使われているデータソースがありますが、Domoのプラットフォームであれば、既存システムも簡単に組み入れることができ、社内のあらゆるデータを統合して、素早くデータ活用を始められることに注目しました。また、直感的に操作できるDomoのダッシュボードや適切に管理されたデータアクセス権限、データ活用の定着化に必要な社内トレーニングの計画を含むDXを成功に導くためのロードマップの策定など、Domoのユーザビリティやサポート体制を評価しました。
■今後のデータ活用について
①音楽の配信実績を多角的に可視化・分析し、新たなムーブメントやビジネスチャンスの発見へ
Domoに標準搭載されたETL(※2)ツールを使用してデータの接続・統合・変換をすることで、今まで手作業で行っていた音楽配信実績の集計・レポート作成を自動化させることが可能になるため、業務の効率化を推進していきたいと考えています。また、タイムリーに配信実績が可視化され、国、配信元、アーティスト、楽曲別など多角的なアングルで思い通りに分析ができるようになり、デジタル配信のスピード感に対応できる基盤が整うことで、今まで把握できていなかった兆しを見逃さず、音楽トレンドの深掘り分析も迅速にできるようになることを期待しています。特に海外でのムーブメントは予想を遥かに超えることもあるため、Domoのアラート機能を使うことで、新たなムーブメントやビジネスチャンスの発見につなげていくことを目指していきます。
②損益データのリアルタイム管理で事業の健全化や収益力の向上へ
新曲発表会などの個別企画やプロモーションの損益データをDomoでリアルタイムに管理することで、プロモーションの進捗状況のモニタリングが可能となるため、もう一歩踏み込んだ施策提案に活用していく予定です。さらに、データドリブンなOODAループ(※3)を回していくことで、事業の健全化や収益力の向上を図りたいと考えています。
※1 Global Music Report 2023:https://globalmusicreport.ifpi.org/
※2 DomoのETLについて:https://www.domo.com/jp/data-integration/etl/
※3 OODAループ:Observe(観察)、Orient(状況判断)、Decide(意思決定)、Act(行動) の頭文字をとったもので、迅速に意思決定と行動をするための方法
ドーモ株式会社について
ドーモ株式会社は企業向けクラウド型データ活用プラットフォームDomoを提供しています。
Domoは、従来のBI(ビジネスインテリジェンス)やデータ分析ツールとは一線を画し、すべての人々にデータ活用体験をもたらし、ビジネスを変革します。直感的に使えるDomoのダッシュボードやアプリケーションが可視化されたデータに基づくアクションを起こし、ビジネス成果をもたらします。
DomoのAI、データサイエンス、そして堅牢なデータ基盤が、現在お使いのクラウドツールや旧システムとの接続を可能にし、従来であれば数カ月以上かかっていた重要なビジネスプロセスの最適化をわずか数日で実現できるため、お客様のデータへの好奇心を呼び起こし、ビジネスの成長を推進します。
ドーモ株式会社では、DX成功に導くために、データ活用を全社に展開し企業文化として根付かせる重要なポジションとして、新たな役職「データアンバサダー」を提唱しています。ドーモはこれからも企業のDX推進に寄り添い、ナレッジベース、トレーニング、コミュニティー活動を通じて、有益な情報を発信し続けると共に、企業のDX化を推進する「データアンバサダー」の活動を全面的に支援していきます。
※ドーモ株式会社が提唱するDXを成功に導くための必須人材「データアンバサダー」について
ドーモ株式会社が提唱するデータアンバサダーは、DXの推進、データドリブンなビジネス環境の実現、データ活用に向けた企業文化の醸成に責任を持ち、データ人材と言われるデータエンジニア、データサイエンティスト、データアナリストではカバーできなかった新たな職務を担います。
データアンバサダーは、「経営者」「事業部門」「IT部門」のそれぞれが抱えるデータ活用の課題を理解し、三者の橋渡し役として企業全体のデータ活用の能力を高めていくミッションがあります。
日本企業においても、早い段階で「データアンバサダー」を任命し、変化の激しい市場環境に勝ち残れる体制を構築することで、より早くDXを軌道に乗せることができます。
データアンバサダーについてはこちらをご参照ください:
https://www.domo.com/jp/campaign/data-ambassador
ウェブサイト: https://www.domo.com/jp
X (旧Twitter): https://twitter.com/domojapan
Facebook: https://www.facebook.com/DomoJapan/
DomoはDomo, Inc.の登録商標です。
本文中に記載されている会社名、製品名等は、各社の登録商標または商標です。